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紅葉をささげる

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キッズリポーター:non(小学6年生)

 

私は百人一首が大好きです。
百人一首の本は何回も読んでいて、飽きる事がありません。

百人一首の中でも特に一番好きな一首は

“このたびは 幣(ぬさ)も取りあへず 手向(たむけ)山 

紅葉(もみぢ)の錦 神のまにまに“


という菅家(菅原道真)が詠んだ歌です。


今度のたびは急な事で

幣(ぬさ)も用意する事ができませんでした。


代わりに手向(たむけ)山の紅葉をささげますので、

神様お心のままにお受け取りくださいという意味です。

歌の中に出てくる幣(ぬさ)とは

神様にお祈りをする時のささげもの(キレイな紙切れや布切れ)です。

これは宇多上皇の旅の途中で菅原道真により詠まれた歌で、

“たび“は“旅“と、“度“が掛けられているそうです。
〈参考〉百人一首大事典  完全絵図解説 あかね書房


旅と度が掛けられていておどろいたし、

山の紅葉をささげる部分がとてもステキだなと思いました。

調べてみると深い意味があって、

さらにその歌が好きになれました。

皆さんもぜひ、

百人一首を調べて自分のお気に入りを見つけてみて下さい。

 

一緒に百人一首を好きになりましょう!!

 

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