キッズリポート にじ

三十一センチ

更新日:

リポーター:にじ(小学6年)

 

みなさんは、「三十一センチ」と聞くと
何を思い浮かべますか?

私は「かみの毛」のことを
すぐ思い浮かべます。

なぜかというと、
「ヘアドネーション」をしたからです。

「ヘアドネーション」とは、

ヘア(髪の毛)とドネーション(寄付)を
合わせた言葉で、

病気や事故によって
かみを失った子供たちのために、

寄付されたかみの毛を使用して、
ウィッグ(かつら)作り、

無償で提供する活動のことです。

私がこのことを知ったのは
五年生の春。

自然教室に合わせて、友達が
ヘアドネーションをしていたからです。

それから、私も
ヘアドネーションをしたい!と
思うようになりました。

でも、ヘアドネーションの条件は
「三十一センチ以上の長さがあること」で

私はそれに足りなかったので、
かみをのばすことを決めました。

六年生の夏のはじめ、
かみの長さが足りそうだったので
美容室へ行きました。

三十一センチはかってもらうと、
ギリギリだったけどできる
とのことだったので切ってもらいました。

ふつうの切り方とはちがい、
何個かの束にして、切っていきます。

すごく新鮮で
切られていくうちに

「短いのってこんな感じなんだ」と、
やっと実感がわいてきました。

切り終わった後、
前髪もきれいにしてもらい、
とてもうれしかったです。

私はヘアドネーションをして
よかったと思うことが二つあります。

一つ目は、病気や事故などで
かみを失ってしまった

子供たちの力に
少しでもなれたことです。

二つ目は、かみを短く切って
新しい自分を見つけることが
できたことです。

ヘアドネーションをすると、
誰かに協力できて、人助けした、

すっきりした気持ちに
なることができました。

みなさんも
ヘアドネーションをして
新しい自分を見つけてみては?

 

※記事の内容とリポーターの学年は公開時の情報です。

Copyright© キッズプレス , 2024 All Rights Reserved.