リポーター:たこやき(小学5年)
僕は日本三大絣の一つ、
久留米絣「野村織物」の取材をして来ました。
実は野村織物は僕のおじいちゃん、おばあちゃん、
おじさん、おばさん、が製造しています。
しかし、久留米絣の作り方などはあまり聞いたことがなかったので、
今回の取材はとても楽しみでした。
久留米絣の1番の特徴は、先染め織物だと言うことです。
先染め織物とは何かというと、普段僕たちが着ている服とは異なり、
布の上から絵をプリントするのではなく、
最初から糸を染めてから織り上げることです。
まず織りたい模様の設計図をつくります。
織りあがったときに模様が浮かび上がるよう、
どの部分を染めるかを決めます。
模様にしたい部分を設計図通り糸で括ります。
そうすることで、その部分に染料が染み込まないようにします。
この括った部分が白く残り、模様になるそうです。
糸を一本一本丁寧に織り込んでいくことで、模様が浮き出てきます。
織りあがった布を湯通しし、余分な糊や染料を落としたら完成です。
なんと、製造には3ヶ月もかかるそうです!
僕もこんなに詳しく聞いたのは、初めてです。
久留米絣は綿でできているので、風通しがよく、
夏に着るととても涼しくて、冬に重ね着で着ると温かいです。
僕もよく着ていますが、柔らかくて軽くて、
とてもリラックスした気持ちになります。
まだ着たことがない人は、
ぜひ一度でもこの気持ちよさを体感してほしいです。
(プチット情報)
毎年アクロス、DAIMARU、阪急などで久留米絣のイベントをしています。
よかったらぜひ行ってみてください。
もしかしたら、僕のお母さんや、おばさんや、おじさんがいるかも!?
ぜひ気軽に話しかけてみてください。